義肢装具士(係長) 飯塚悠
神戸医療福祉専門学校三田校卒


自己紹介をお願いします。



飯塚悠です。義肢装具士養成校卒業後に義肢装具士の資格を取得しました。在学中に当社義肢装具士担当の講義を受け目指す義肢装具士像に出会えました。出身は京都ではありませんが、この会社で義肢装具士として成長したいと思い、卒業後には洛北義肢で義肢装具士としてスタートさせて頂きました。


現在はクリニカルサービス部に所属してお取引させて頂いている病院で義肢装具士として臨床業務を行いながら社内では係長として管理業務や社員教育、社外では関連する医療系の大学等で講師などを担当しています。



義肢装具士として担う業務や役割など



私たち義肢装具士は治療や身体機能を補うことを目的に製品を作ります。体にもいろんな部位やさまざまな治療方法があり、義肢装具も多くの種類が存在します。使用者の方へ義肢装具を適切にマッチングさせるためには、医師からの処方を適切に理解できることがとても重要になり、医師からの処方の適切な理解に義肢装具士としての意見を合わせることでより効果的な義肢装具が提供できると思います。ですが、義肢装具士養成校で得た知識や技術だけではまったく足りません。資格を取得した後の継続した卒後教育や学習が不可欠になります。義肢装具士の多くは当社のような義肢装具製作所へ所属して、取引先の病院へ出向く形になっています。そのため病院によっても専門性が異なり、自分で関係する領域の知識を高めるために学ぶ必要があります。会社としても自己学習を積極的にサポートしたいと考えています。当社にはサポートするためにCPD制度という研修などに必要な費用の支援を行っています。社員のひとりひとりが支援を有効活用して学会への参加や書籍購入など自己成長に繋げています。この制度は費用面の支援だけではなく、学習内容を各個人がまとめるようにしているので、他の社員の学習内容などを閲覧することができて自分の学習の参考にすることもできますし、先輩社員や上司から自分の進めている学習内容に対して個別にアドバイスが貰えるシステムが構築されています。



洛北義肢で義肢装具士として働く価値や得られる経験を教えてください。



当社の義肢装具士は適合士としてのスキル向上に重点を置いています。義肢装具士は技術職として製作技術に目が向きがちだと思います。製作技術も大切ですが、医療職として重要なことは、義肢装具が必要とされる方が置かれている状況を医学的な知識で判断でき義肢装具士として最良の義肢装具を提供できるようになってもらいたいと思っています。


当社では正しいプロセスを経て成長できるような環境、人材の育成に力を入れています。入社してから10年のキャリアパスを考えた「10年のパスウェイ」を設定しています。10年のパスウェイというのは”人を育てられるようになって一人前″という考えのもとで、知識や技術の習得、グループを指導・統括する能力の獲得を目指してステップアップしてもらえるような環境を整えています。入社後には義肢装具士としての基本的な力を養ってもらうために社内での研修であったり、先輩や上司の義肢装具士と一緒に病院へ同行して対応などを学びます。ひとりでの病院担当も徐々に始まっていきますが、ひとりひとりにサポート役として先輩、上司を配置したプリセプター制度というものを採用しています。この制度を通じて教えてもらう側、教える側、それぞれをサポートする立場などを経験して、広い視野を持って考えることが出来るようなサポート体制にしています。


総合的な力を付けた後は、義肢装具士としての専門分野の確立も目指して欲しいです。当社では専門性の確立をするために義肢装具士には学会発表を義務付けています。学会発表を通して根拠を持った選択を行えるようになって欲しいです。単純に経験した数が多いから専門を持っているというのではなくて、医学的に根拠を持って義肢装具の設計と適合が行えるように欲しいです。当社では専門性の高い先輩社員や学ぶ意欲の高い社員も多くいますから、目指す形は必ず見つかると思います。


義肢装具士に求めるスキルと素養は何ですか?



義肢装具はいろんな分野、職種の方と関わる機会が多くあり、より良い結果を得るためには相互の理解が重要になります。専門職として頼られ、チームとして一緒に成長させて頂けるようにお互いに教えあえるように自分自身を継続して成長させる必要があります。そのためには、経験のないことにも一歩前に踏み出せることだと思います。常に学び続けて成長し続けようとするチャレンジ精神を持ち続けることで、大きな変化を手にすることにも繋がります。



最後にメッセージを



刺激の多い環境でいろんな分野にどんどんチャレンジしていきたい。挑戦する気持ちを持ち続けることはとても大切です。どんどん挑戦して、失敗からもたくさんの学びを得て欲しいと思っています。興味を持たれた方は是非一度、見学に来て下さい。一緒に成長できる仲間をお待ちしています。