義肢装具士5年目 上田健二
広島国際大学卒


自己紹介をお願いします。



営業部の上田健二と申します。広島国際大学を卒業し学生時代に臨床実習でお世話になったことがきっかけで2017年に義肢装具士として洛北義肢に入社しました。臨床実習での印象は社員同士の仲が良く雰囲気のいい会社でした。歓迎会なども開いて頂き良い印象を持ったまま実習を終えることが出来ました。きっかけは臨床実習でしたが在学中に学会発表やセミナー等で洛北義肢社員の活躍を見られたことも入社に繋がっていると思います。


私は広島県出身です。大学入学当初は広島の製作所に就職することを考えていました。最初の実習先も広島の製作所でした。最終学年で就職先を決めるときにいくつか条件を考えました。長い年月働ける会社、それなりの人数が在籍している会社、新人教育が充実している会社など当てはまる項目が一番多かったのが洛北義肢でした。大学入学まで義肢装具業界のことをほとんど知らず、1期生として入学したため会社のことを聞ける先輩もおらず就職活動は苦労しました。気のせいだとは思いますが、その反動か今では同校出身者には甘いような気がします。


5年目の社員ということもあり、今では様々な仕事を任せて頂く機会が増えてきました。今まで経験のない仕事は不安がつきものですが、新入社員だった頃には想像できなかった仕事も任せて頂けています。いい経験にして後輩に教えていきたいです。



業務の内容や具体的な流れを教えてください。



私はクリニカルサービス部(CS部)に所属しています。病院で患者様に義肢装具をお渡しするための受注から納品対応を行っています。受注対応では装具説明と身体評価を行い、納品時には適合評価と保険説明を行います。もちろん納品後の修理や調整などのアフターフォローも行います。


担当している病院は曜日ごとに異なりますが、脊椎や膝やスポーツ整形を専門とする病院を担当させて頂いています。主に整形外科からのご依頼が多いですが、皮膚科、小児科、脳神経外科、フットケア外来からも義肢・装具の処方を頂く機会があります。

CS部に配属したての頃は比較的受注件数の少ない開業医の先生方のクリニックから担当を開始し、徐々に多数の診療科を有する基幹病院へレベルアップしていきます。当社にはプリセプター制度という制度があるため、新入社員でも安心して成長できる環境が 整っています。


昨年はプリセプター制度のPC(プリセプター)を担当し、係長とともにNC(新入社員)の教育指導にあたりました。10年のパスウェイの基礎を築くため責任のある業務です。基本的な業務の指導はもちろんですが、学生時代と社会人のリアリティショックを緩和するために相談しやすい環境づくりを大切にしました。新人が現状で分からないことを引き出して一緒になって解決していました。


定期的に行われる症例報告会では、係長と協力し学会発表を想定した指導を行いました。会社全体でNCのフォローを行います。同僚からもNCに至らない点があれば、私や係長に教えてくれます。そこからNCと一緒に解決策を見出していきます。その過程は私自身の課題にも気づくことが多く、とても勉強になり私自身も成長できたと実感しています。


今年になって初めて経験したことは病院内で看護師や理学療法士向けの勉強会の講師を務めたことです。病院によっては定期的に勉強会が開かれることがよくあります。病院内で義肢装具を装着する患者様と接する機会が多い医療スタッフに装着方法や使用上の注意点を伝えることは義肢装具士として重要な仕事の一つです。


大学の講師も今年初めて経験したことの一つです。大学の先生との当日の打ち合わせから始まりスライドの作成、上司への確認、やることはたくさんありました。上司からもサポートしていただき自分自身の不甲斐なさを感じることもありましたが、大変勉強になりました。これから行う予定のセミナーや社内勉強会の講師も今後控えているので、今はその準備を行っています。このような機会を頂くとスケジュール管理やスライド作成の技術、プレゼン能力など普段病院で行っている業務とは少し違った視点で物事を考えることが出来ます。医療スタッフや学生や同僚に説明することで分かる気づきも新鮮です。表現は難しいですが「自分一人が学習する」という考え方から「周りを巻き込んで学習する」という考え方にシフトしているような感覚です。


まだまだ新米ですが主任候補として部下の指導も行っています。部下には今よりもさらに成長してもらうため部下の1年間の目標設定や管理、CPD制度を活用した自己研鑽の管理なども行います。まだまだ未熟さも痛感していますが、部下が最高のパフォーマンスを発揮できるようにフォローすることを心掛けています。業務で停滞している作業があれば声をかけ適宜アドバイスを行い、失敗が続いたり難しい案件で疲れている部下がいればメンタルをケアし、励まし部下の支えになるのも上司としての重要な仕事だと思っています。



仕事を進める上で意識していること



何事も「早く行動すること」を意識しています。極力悩む時間を減らし分からないことがあれば先輩や関連部署に相談して、上司からの依頼を早めに済ますようにしています。もちろん早く行動することで業務精度を落としてはいけません。私がよくやっているのは期日が与えられても自分で期日を再設定するようにしています。そうすれば、やらされている感覚が無くなりモチベーションを高く保ったまま仕事をすることが出来ます。モチベーションが上がらない時も優先順位やウェイト(作業の重要度・難易度)を作業一つ一つに設定することでストレスなく作業を進めることが出来ます。時間が出来れば、他の仕事に使える時間も増えます。“時は金なり”とはよく言ったものだな。と最近思うようになりました。


同僚との「コミュニケーションをとる」ことも大切にしています。自分一人で学べることも多いですが、人に教える・教わることで学べることの方が多いと思っています。教える・教わるとなるとハードルが高いと思う人がいるかもしれません。挨拶やお礼、ねぎらいの言葉といった何気ない一言も大切なコミュニケーションです。そういったジャブを打ち続け、話しやすい環境をつくることで、たくさんの情報を獲得できると思っています。管理する立場としては部下が相談しやすい環境もコミュニケーションあってこそだと思います。相談がなく失敗してしまうとフォローを入れることも難しいですし何より部下がストレスを溜めてしまいます。そうなると失敗の悪循環が生まれてしまうので、できるだけコミュニケーションをとるようにしています。日々の業務の中で、知らないことはたくさんあります。私自身、人に話せないことがストレスになることが多いので、できるだけ話しかけて自分にも周りにもストレスが溜まらないように意識しています。


おもしろいことや難しいことなど、 働く中でこれまでに得た感触を教えてください



いろいろな人に出会えることは、この仕事の魅力だと思います。人と出会うことで、その人の考え方や人生、価値観に触れることが出来ます。患者様はもちろんですが、患者様のご家族様、医師や看護師、理学療法士などの医療スタッフ、会社の同僚からも毎日いい刺激を頂けます。 患者様から感謝の言葉を頂くことで、やりがいにもなります。次も頑張ろう!という強い気持ちになります。


学会で発表したことも仕事をするうえで大きな変化になりました。発表までのプロセスはとても楽しく、業務の中でもその経験は生かされていると思います。私の発表は上肢装具を製作した患者様についての症例報告です。台所で気絶し手指に熱傷をおった方で装具納品後も定期的にリハビリに通われています。症例報告の採択が決定した時がちょうどリハビリの日であったため、急ぎ足でリハビリ室まで向かったことを覚えています。その時に患者様がおっしゃた言葉が印象的でした。「痛いところがあったけど、上田さんのところに行くのを迷っていました。来てくれてありがとう。来てくれなかったら、我慢していました。」患者様は装具について相談したいことがありましたが、私の都合を考えて調整依頼を躊躇っていたそうです。装具を納品した患者様の大半にこのような気持ちは少なからずあるのかもしれません。アフターフォローの重要性に気づくことが出来ました。



洛北義肢に入社して良かったと感じることは何ですか?



頑張ったことを適切に評価して頂けることです。今まで学会発表や担当病院での業務改善などを行ってきましたが、上司は常に見てくれています。次にチャレンジする機会を与えて頂くことで、仕事のやりがいも生まれます。もちろん、失敗が続けば良い評価には繋がりません。そんなときも先輩方は親身になってサポートして下さり、励まし、進むべき道を示してくれます。学生時代には自信のなさが目立ちましたが、チャレンジする機会を与えて頂きスキルアップすることが出来たと思っています。1年目から無理難題を押し付けられるわけではなく段階的に成長できる過程があるので、チャレンジする意欲も自然に湧いてきたような気がします。


最後にメッセージを



洛北義肢には成長できる過程が明確にあります。10年のパスウェイもそうですが面倒見のいい先輩方もたくさんいます。仕事のやりがいを感じながら楽しく成長できるのではないでしょうか。少しでも興味を持たれた方は就職先の候補として選んでいただけたら嬉しいです。皆様と一緒に働ける日を楽しみにしております。