義肢装具士5年目 仲島 傑
広島国際大学卒


自己紹介をお願いします。



洛北義肢入社5年目の仲島傑と申します。


私は元々モノづくりが好きだったこともあり将来は何かを作る仕事につきたいという考えがありました。せっかく何か作るのであれば医療分野に特化した物が良いという思いがあり様々な業種の中から義肢装具士という仕事を見つけました。物心ついたころは便利グッズやおもちゃなどを作る仕事に着手したいと考えていた頃もありました。しかし自身が持病を患っていた過去があり、そのことから「困った人に対して寄り添うことができる仕事」に着手したいという思いの中で義肢装具士を目指しました。様々な会社見学を行う中で洛北義肢を選んだ理由も「困った人に対して寄り添う」といった姿勢に惹かれたためです。


入社当初は右も左もわからない中で覚えることも多く不安でいっぱいでした。しかし上司からの手厚い指導のおかげで、現在は部下を指導する立場で業務に勤しんでいます。



業務の内容や具体的な流れを教えてください。



私の主な業務内容は医師から患者様へ処方された装具の対応です。まず自身が担当している病院へお伺いし患者様の装具について処方医の先生からご依頼を受けます。そこで先生と装具の仕様について話し合ったのち、実際に患者様とお会いして説明や型取りを行います。後日約束した日時に装具の不具合等が無いかを確認したうえで完成した装具をお渡しします。装具は、一度お渡しして終わりといったことはありませんから、過去にお渡しした装具の調整や修理なども行っています。担当している病院には毎週お伺いしています。患者様も再診のために同じ曜日に来院されていることが多いです。患者様が以前お渡しした装具で困っていることがあればその都度対応します。患者様によって装具に対する訴えやご要望が異なるため、それぞれの方に寄り添った形でサービスを提供できるよう心掛けています。


業務内容については先に述べた通りですが、処方された装具をただ製作するといった単純なことでありません。病院に来られる患者様はお怪我をされていたり、持病を持っていたりと様々です。一人一人に適切な配慮をするため患者様とのコミュニケーションはとても大切です。安心して治療を受けていただけるようにお相手の立場に立って対応することを心掛けています。仕事で必要なお相手の意図を組み取ることは初めはとても難しいですが、入社後の研修で患者様や医師、医療スタッフとの接し方も丁寧に教えてくださいます。


新人研修中にはプリセプターや管理職が研修で学んだ内容を直接チェックしてくださる臨床同行も含まれています。例えば実際の患者様の装具について指導者の方とディスカッションすることもあります。


仕事を進める上で意識していること



必要な医療知識を身に着けること、必要な製品を提供するために義肢装具士としての知識や経験をもとにクリニカルチームに意見や提案をし貢献することです。我々義肢装具士は一日の大半を病院で過ごします。参院中に医療スタッフから義肢装具の専門家として装具について相談をいただくことがあります。ご相談をいただくのは医師や理学療法士、作業療法士や看護師など様々です。確かな医療知識を持つことで相談を受けた症例の状況が理解でき必要な装具のイメージが沸きます。このような機能を持つ装具を製作してほしいとのご依頼があれば装具は確かに作れますが、その機能を要する理由を理解して製作しないと患者様にとって良いものを作ることができないときもあります。ですからクリニカルチームの中で信頼をいただき自分の意見や提案を受け入れてくださり、そして患者様にとって良い装具をご提供できるように正しい医療知識を身に着けることはとても大切だと考えています。



おもしろいことや難しいことなど、 働く中でこれまでに得た感触を教えてください



患者様ご本人に一番合っている製品の仕様を考えることはとてもおもしろいです。リピーターの方でもない限りは骨格、体重、性別、年齢など全く同じ人はいません。似たような体型でも年齢が違うとご本人の運動能力も異なります。そうすると同じ目的の装具でも形状や材質などを変えて、よりご本人に合った製品を考えます。筋力の低下がみられるため新たに装具の機能を追加しよう。高齢のため重い材料ではなく装具を軽量化し骨が隆起している部分にはプラスチックを避けクッションを張る加工をしよう。こんなことを患者様のために考えるのがなにより楽しいです。こういった経験を繰り返すことで、あの時の装具を参考にしようといった自分なりのノウハウを得ることができます。毎回成功するといったわけではありませんが、自分のイメージが形になり十分な機能を得ることができた時は嬉しく思います。仕事をする上で私の一番の喜びは患者様からの感謝の気持ちです。怪我や痛みを訴える方など辛い思いをしている方々が、装具を装着して痛みが軽減したとご満足頂いたときはこの仕事をしていて本当に良かったと実感します。


洛北義肢に入社して良かったと感じることは何ですか?



CPD制度です。この制度は社員の自己研鑽の費用を会社が支給する制度です。上限はありますが例えば学会に参加するための参加費用や専門的な文献など自己研鑽に係わる購入費用などです。CPDでは何について学んだのかを継続的に記録します。その内容を同僚へ共有することもできます。私はこの制度によりさまざまな書籍を購読しその内容について学びまとめてきました。いままで脊椎や膝やスポーツ整形を専門とする病院を担当してきました。その都度、CPD制度を利用して私は自身が担当する分野に焦点を合わせ自己研鑽に励みました。学ぶ機会が多い環境にいるおかげで知識が身につき自身のスキルアップに繋がりました。



最後にメッセージを



当初は私自身わからないことが多く多方面に迷惑をかけてばかりでした。しかし当時の先輩からは失敗を恐れず挑戦し続けることの大切さを教えていただき、その手厚いご指導のおかげでここまで成長することができました。今では私自身もこの考えを基に部下への指導を行っています。皆様もこういった先輩方と一緒にこの会社で働いてみませんか。このメッセージを読んで少しでも興味を持っていただければ幸いです。