義肢装具士3年目 松本萌
神戸医療福祉専門学校三田校卒


自己紹介をお願いします。



クリニカルサービス部に所属している松本萌です。神戸医療福祉専門学校三田校義肢装具士科4年制を卒業し2019年に新卒として入社した義肢装具士です。


就職を考え始めたころは学生時代に学んだ製作技術を活かせる一貫制もしくは半分業体制の企業への就職を希望していました。側彎症装具に携わることが夢でしたので側彎症装具を扱っている企業に絞って就活をしていました。洛北義肢では側弯症装具の製作方法としてボストンブレースシステムを導入していますが一貫制でも半分業体制でもありません。そのため初めは違う企業への就職を希望していました。


この考えが変わったのは会社見学会へ参加してからです。分業ではあるけれど、雰囲気が良くみんな明るいなと感じました。会社見学会後の食事会で製作もしたいという悩みの相談をのちに上司となる方へさせて頂いたとき「製作を任せているのは製作のプロがいるから。製作と臨床とを半々でしている人より製作をずっとやっている人の方がはるかに製品の完成度が高い。それに製作しない分患者さんに寄り添う時間が増える。」とお話いただいたときに、悩みが吹っ切れた気がします。そこから洛北義肢への入社を決めました。今では製作は一切していませんが、製作技術があるからこそ製造指示が出せるので製作の技術は活かせていなくても製作の知識は十分に活かせていると思います。



業務の内容や具体的な流れを教えてください。



私が所属しているクリニカルサービス部は皆さんが思う”義肢装具士”としての仕事を行っています。


具体的には自分が担当している病院へ伺い、義肢や装具が必要な方へ評価・採型・採寸を行います。それらを元に製造の指示を記載して製造指示書を作成します。作成した製造指示書と陰性モデル等を製造部へ提出します。そして出来上がった義肢や装具を患者様に装着し適合確認を行い問題がなければお渡しします。これが主な業務の流れです。


治療用装具は健康保険の適応です。患者様ご自身で各健康保険へ申請をして頂きます。申請方法の説明や必要な書類のお渡しも併せて行っています。まだどのように説明すれば一番わかりやすいか試行錯誤を繰り返しています。


仕事を進める上で意識していること



常に冷静に丁寧に仕事を進めるように意識しています。私は焦ってしまうと頭の中を整理することに時間を費やしてしまい適切な判断ができなくなってしまいます。そうならないために、常に冷静に何かあれば一旦深呼吸して状況を把握するようにしています。また、大きな基幹病院だと何名かで担当します。担当者間で不備がないように情報共有をしっかり行って仕事を進めています。


スケジュール管理もするようにしています。 提出物の期限だけでなく、1日の動きの流れを朝のメールチェックの時間に合わせて行っています。私は優先順位をつけることがとても苦手です。そのため1日のスケジュールとTODOリストを書き出して終業時刻までに終わることができるように考えます。もちろんスケジュール通りには進みませんが何をやって何をやっていないのか可視化することで私は頭の中がリセットされ冷静でいられるように思います。



おもしろいことや難しいことなど、働く中でこれまでに得た感触を教えてください



装具の設計を考えているときが面白いなと感じます。同じ疾患でも体格や症状など全く同じ人はいません。おひとりおひとりに合う装具をお渡しするためには、疾患の勉強だけでなく装具によって得られる効果やその効果を発揮させるための仕様が必要です。その仕様を考えている時間が好きです。


しかし、うまくいくことばかりではありません。この患者さんにはこの仕様が良いと思っても思い描いた通りにならない事もあります。特に足底装具はとても悩みます。痛みや疾患に対しどのように設計すればいいのか、足の構造や筋の固さ, 関節の可動域すべてを考慮しなければなりません。とても難しいですが、後日患者様とお会いした際にとてもよくなったよと声をかけて頂くと本当にうれしいです。


洛北義肢に入社して良かったと感じることは何ですか?



雰囲気が良いという事だと思います。就活時、自分のやりたいことのほかに社員の雰囲気と会社の雰囲気も企業選びの項目の一つでした。具体的には仲が良いという事です。同期は私含めて8人います。義肢装具士の同期だけでなく、製造、事務、リハビテックにも同期がいます。他部署に同期がいると違う視点での会話ができることが面白いです。そして上司や先輩へとても相談がしやすい環境だと思います。そんな上司・先輩は尊敬と憧れの存在でもあります。丁寧且つスピーディーで、そして知識も豊富です。装具の仕様で悩んだ時、仕事で壁にぶつかったとき、たくさん相談したくさんアドバイスをいただきました。私もいつかこんな人になりたい、そう思いながら日々過ごしています。



最後にメッセージを



ここ1年で就職活動がガラリと変わったと思います。臨床実習がなくなってしまったり、見学への参加を制限せざるを得ない状況かと思います。私は就職活動の際、気になった事は全て解消するように心がけました。ミスマッチを起こさないためにも気になったことがあればぜひご連絡ください。


そして少しでもこの私のインタビューで洛北義肢に興味を持ってくださった方がいらっしゃいましたら是非見学にお越しください。お待ちしております。